アイルランド音楽をストリーミングで聴く人のために
歴史的な名盤をガイドブックにまとめました
- 03
- Martin Hayes & Dennis Cahill - The Lonesome Touch
Part 1
The Album
茂木健さんによるライナーノーツ(The Lonesome TouchおよびLive in Seattle日本発売時のもの)、マーティン・ヘイズによるライナーノーツおよびその日本語訳(訳:茂木健)を掲載
Part 2
In Japan
日本来日時のインタビュー(おおしまゆたか)、ライブレビュー(ピーター・バラカン、松山晋也、北中正和)、そして日本を代表するアイリッシュ・ミュージシャンである豊田耕三さんと、小松崎操さんがエッセイを寄せてくれました。必読!
Part 3
Through his eyes - Dennis Cahill Photography
ご遺族の協力のもと写真を撮るのが好きだったデニスの作品を数点、発表することができました。日本で撮影された写真もあります。
*他にもマーティン・ヘイズの最近のバイオグラフィー本の紹介(おおしまゆたか)、マーティンによるデニスが亡くなった翌々日に発表されたデニスへのメッセージ(訳:茂木健)なども掲載。
From the book
僕の心は思考しちえるというよりもからっぽで、考えるより観察している。裁くよりも感じている。演奏して音楽を解き放つ。音楽が自身の持っている魔法を自由に使えるように(マーティン・ヘイズ)
今日も吹いている風のように、照らす陽のように、その中に佇んでいたい。(藤岡直樹)
最初はゆっくりと細やかなメロディを弾くマーティンの弓はほとんど動かず、彼の静かな姿は瞑想をしているかのようにも見えるが、長い音があると逆に弓が大きく動くだけではなく、音量の強弱を微妙に調節する彼の技術で聴き手が肉体的に引っ張られて行く感じがする。
…勢いがついてくると足でリズムを取るマーティンは座りながらも踊っているようで、しまいには体ものってきて、音声のない映像で観たらハードロックでもやっていそうな迫力に喝采が沸いた。(ピーター・バラカン)
フィドルの動きをじっと見つめながら少ない音数で的確なリズムを刻むデニスのギターは、あたかも達人のジャズ・ピアニストの左手のごとくフレキシブルで思慮深い。とにかく無駄な音が一つもない。徹底的に研ぎ澄まされたアンサンブルである。(松山晋也)
公演のリハーサル後にステージに残ったふたつの椅子、その距離の近さを実感できたのは密かな収穫です。(小松崎操)
アイリッシュ・フルートを吹く私が、もっとも影響を受けたミュージシャンの一人としてマーティン・ヘイズを挙げるのは少し不思議なことかもしれない。マーティン・ヘイズはフィドルの神様だからだ。(豊田耕三)
アイルランド音楽名盤ガイドVol.3
Martin Hayes & Dennis Cahill
The Lomesome Touch
- 出版社 : THE MP BOOKS
- 発売日 : 2024/10/19
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 112ページ
- オールカラー
- ISBN-13: 978-4991277931
- サイズ : A5、148 mm x 210 mm
- ホームぺージ特別価格:2,000円(税別・送料込み)
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